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ロレックス デイデイト 1803の日本製ベルト(ジャパンブレス)を現場の査定士が手元の事実から解説
浜松市中央区の皆様こんにちは!
赤電(遠鉄電車)の新浜松駅から徒歩2分、買取大吉 浜松駅前店の査定士Gです。
先日、カウンターでロレックスのデイデイト(Ref.1803)をお預かりした際、最初に確認したのがバックル裏の刻印でした。
スイス製の「HELVETIA」の刻印ではなく、そこにあったのは「MADE IN JAPAN」の文字。
いわゆる「ジャパンブレス(日本製ベルト)」と呼ばれる個体です。
1960年代から70年代にかけて輸入関税の対策として日本国内で製造されたブレスですが、教科書的な歴史の話はここで終わりにします。
僕たち査定士が実際の現場でこの1803を目の前にした時、具体的にどこをチェックしてどう金額に落とし込んでいるのか、手元で起きている事実をお話しします。
1803のジャパンブレス査定で一番最初に見る「バックルと側面のシリアル」
1803を持ち込まれた時、私たちが一番最初に見るのは文字盤でもケースの角でもなく、ブレスのクラスプ(折りたたみバックル)の噛み合わせと、側面から見たフラッシュフィット周辺です。
スイス製のジュビリーブレスやプレジデントブレスに比べ、ジャパンブレスは当時の日本の職人技で作られているため、金属の厚みや加工のクセが微妙に異なります。
特にバックル裏の「MADE IN JAPAN」の刻印は、打ち込みの深さや字体に個体差があり、長年の使用で擦れて薄くなっているものが少なくありません。
■査定現場で確認する刻印の事実
刻印が擦れて読み取りにくい場合でも、接続ピンの頭の形状やエッジの処理からジャパンブレス特有の製造ラインを特定します。
鮮明に「MADE IN JAPAN」が残っている個体は、コレクターズアイテムとして明確なプラス評価を行います。
この刻印がしっかり判別できる状態かどうかで、コレクターズアイテムとしての評価が大きく分かれます。刻印が潰れかかっている場合でも「ジャパンブレスである」という構造的特徴(コマの接続方式やエンドピースの形状)から判断できますが、ハッキリ視認できる個体はそれだけで「当時のオリジナル度が高い」と判断してプラス材料にします。

18Kゴールド特有の「コマの伸び・垂れ」をどう評価するか
デイデイトはケースもブレスも無垢の18金で作られているため、ステンレスモデルとは異なる独特の経年変化が起こります。
腕から外して時計を横向きに持った時、ブレスがどれくらい「く」の字に垂れるか。
18金は柔らかい素材です。長年着けているとコマとコマを繋ぐピンが削れ、ブレス全体がダラんと垂れてきます。
スイス製プレジデントブレスの垂れは単純に「消耗」としてマイナス査定になりがちですが、ジャパンブレスの場合は少々事情が変わります。
ジャパンブレスは構造上、内部のピンの太さや打ち込み方がスイス製と異なり、一度垂れると修理やコマ詰めの難易度が格段に上がります。
そのため、垂れが少ないピンと張った状態のジャパンブレスが出てきた場合、僕たち査定士は「これは奇跡的に状態が良い」と判断し、通常の1803の相場にかなりの上乗せを行います。
逆に、どれだけ垂れていて使えない状態であっても、18金無垢としての「金重量の価値」は絶対に下回りません。
金相場が高い現在、ブレス単体だけでも金としての価値がしっかり担保されているのがデイデイトの強みです。
金重量の価値に「アンティークとしての希少性」をどう上乗せするか
1803の査定において、経験の浅いバイヤーだと「金の総重量×その日の金相場」だけで機械的に計算してしまうケースがあります。
しかし、ジャパンブレスがついた1803でそれをやるのは非常にもったいないことです。
実際に査定する際、僕は以下の手順で価格を組み立てます。
■価格算出プロセス
・時計全体の重量からムーブメント(機械)の概算重量を引いた「18金としての最低保証額」を算出
・1803のケース状態(ラグの太さやシリアル刻印の鮮明さ)から時計本体の価値を加算
・ジャパンブレスの刻印の状態、コマ数、垂れ具合から「希少パーツとしてのプレミア価値」を決定
ジャパンブレスは現在では生産されておらず、スイス製ブレスよりも流通数が圧倒的に少ないため、「日本国内のアンティーク市場」を探しているコレクターにとっては非常に魅力的なパーツになります。
だからこそ、金の重さだけに囚われず、時計としての希少性をどこまで上乗せできるかが査定士の腕の見せ所になります。
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浜松駅前店での実際の対応スタンス
「昔お父さんが着けていた」「長年タンスに眠っていてブレスがヨレヨレになっている」といった1803があれば、まずはその手触りや刻印の状態をそのままお見せください。
買取大吉 浜松駅前店では、金の重さだけで切り捨てるような査定はせず、ジャパンブレスが持つ当時の背景や希少なパーツとしての価値を一つひとつ分解して評価しています。
■買取大吉 浜松駅前店
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